物書きの宿

自分が書いた小説(主にリリカルなのは)が置かれています。

はじめに

某所でリリカルなのはの二次創作を書いていた者ですが、このたび、自分のブログを開設する事になりました。
ブログは初めての経験で色々なサイトを参考にしながら試行錯誤しているのが現状ですので利用しづらい事もあるかもしれませんが、よろしくお願いします。

※作品の幾つかはArcadiaにも投稿しています。
※9月4日「人とは、違う夢を見る」を投稿。


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Appearance of Life

 これで全てが終わる。
 手には鈍い銀光を放つナイフ。
 目の前には何本ものチューブに繋がれて眠る少年。
 このままナイフを心臓に突き立てれば、

「ここから、始めるんだ」

 そしてナイフは振り下ろされた。
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【ネタ】人とは、違う夢を見る 最終章【嘘予告】

――新暦75年9月18日23:59

「最高評議会はカルディナ・アルファードを解任すると同時にクーデターの首謀者として逮捕する事を決定した。統合幕僚会議からも魔導砲台の接収命令が出ている」
「……ふん。少し遅かったな」


――新暦75年9月19日 カルディナ・アルファード決起

「さあ、始めようか」


――TESに走る衝撃。

「カルディナ……どうして」
「そんな……隊長が」
「あの野郎、とうとう馬脚を現しやがった」
「アリストプランを実行する気か」
「あれ? イスナーンさんは?」
「セイラムじゃ! セイラムの仕業じゃ!」


――止まらない凶行

「『今度』は私の勝ちだな。戦闘機人」
「……ドクター、申し訳ありません」

「陸士56部隊の基地との通信途絶! 直前に高魔力反応があり、魔力砲撃と推測されます!」
「クラナガンの魔導砲台か!」
「……非殺傷とはいえ跳躍可能な砲撃か。誰だよ、あんなの造ったの!」
「俺達だよ! でもこんな事の為に造った訳じゃねえ!」


――始動するアインヘリアル

「魔導砲台を中心に発生した結界は半径数キロ。アルファード一佐はこの内部にいると推測されます」
「戦闘機人ですが、確認出来た限りでは、陸上戦力は前衛を担当する9型と12型、後衛を担当する8型と10型の混成部隊、空中戦力は3型と7型が2体1組の分隊、ないし2組の2体を合わせた4体編成の1個小隊を形成し、更に11型の遊撃部隊の存在も報告されています。残りのタイプは未確認ですが、魔導砲台内部で1型と4型が指揮をしていると考えられます」
「総数は千体といったところでしょうか」


――反抗する勇士達

「先の砲撃で萎縮してカルディナとは戦わないっていうのか!」
「あの砲台が健在なうちはこのアースラ以外は常時射程内だからな」
「戦力は六課とTESだけか。ほんま、厳しい戦いになりそうやね」


――すれ違う背中

「結界内でグランガイツ隊長の部隊が戦闘を!」

「カルディナ……いや、レジアス。これはお前の苦しみを理解してやれなかった俺にも責任があるだろう。俺が介錯をしてやる」
「ゼスト……またしても裏切るか。……Hシステム起動。さらばだ。我が友よ」

「魔導砲台から金色の粒子が放出され……結界内の酸素濃度が急激に低下していっています!」
「ゼスト!」
「母さん!」


――ミッドチルダの命運をかけた戦いが今、始まる

「八神二佐、俺達TESは出撃させてもらうぜ」
「仲間のピンチや。六課も出撃せなあかんやろ」

「こちら本局執務官ティーダ・ランスター。これより援護する!」

「ナカジマとアルピーノが道を開く! 総員後に続け!」

「ダレカ、指揮を代われ」

「全力全開!」
「疾風迅雷!」
「「ブラストシュート!」」

「高町、テスタロッサ両隊長が魔導砲台の破壊に成功!」
「「おおおお!」」


――喜びに湧く部隊。しかし、無限書庫より発見された一つの文章により事態は急転する

「皆、それは囮だ! アルファード一佐の目的は古代ベルカ最強の質量兵器なんだ!」

「レジアスとカルディナの運命を歪めたロストロギア。あれを使ってゆりかごを動かす気か」

「スクライア司書長から報告のあったロストロギアが衛星軌道上に転移してきました!」
「落ち着けアレックス。アースラのクルーは同じ様な事を10年前に経験しているだろう? ……とも言ってられないか」


――数百年の歳月を越えて猛威を振るう『ゆりかご』

「敵ロストロギアから魔力砲撃! 機関部が直接破壊されました!」
「ハイエース艦隊の三隻、スケプトルム艦隊の二隻、キール艦隊の三隻、本艦隊の四隻が航行不能!」


――クロノ・ハラオウンは一つの決断を下す

「クラウディアは後退して人命救助にあたれ。魔導師部隊には出撃命令だ」
「提督……」
「艦隊戦は敗北だ。直接乗り込んで聖王の器を確保するしかない。指揮は僕が執る」
「馬鹿かてめえ」


――集結する力

「最高評議会は六課とTESに全面的な協力をする事に決定した」
「巡航L級新造2番艦。これなら宇宙にも出られる。操舵手にはこの間捕まえた海賊でも使え」

「23管理外世界、ミッドチルダとの盟約に従って力添えする」

「教導隊の役目はエースの力を維持する事。それを今から教えてやるよ」

『あと10分で到着する。それまで持ち堪えよ』

「あんなものに頭上に居座られると我々セイラムも安心して眠れないのでね」

「オリヴィエ陛下の遺品を汚す奴は生かしちゃおけねえよなぁ」


――ぶつかり合う意思と意思

「なんでや……なんでこんな事を!」
「貴様ァ! 貴様に何が分かる! 私はずっとミッドチルダを守ってきた! 60年、60年だ! 貴様が生まれるよりずっと前から! その間に本局の連中が何をしてくれた? 何もしなかった! それなのに私が企業に協力を仰ぎ、本部の予算を削って財源を確保し、地上の防衛システムを効率化してどうにか治安を回復させた頃、奴等は会議で私に要求してきた。魔導師を寄こせと。地上の治安はもう大丈夫だから魔導師を回してくれと言ったのだ! 私が助けてほしい時には何もしなかったくせにだ! その時の私の怒りが分かるか? 分かるものか!」
「だからってこんな事を!?」
「そうだ! ミッドチルダを守るのに本局は不要な存在だ! ゆりかごとアインヘリアル。この力で私は世界を守る!」
「……違う。貴方は自分の行為を正当化する為に“守る”という言葉を使っとるだけや! ミッドチルダの為。そう言えば何をやっても肯定されると思ってる!」
「小娘がほざくなァ!」


――覚醒する最後の希望

「こんな事もあろうかと培養を進めていたのだが、なかなか上手くいかないものだ。持って一時間といったところか」
「いや。あなたは間違いなく天才だ」
「武器は君がかつて使っていた剣と砲と盾の複合兵装、更にTESが開発したアームドデバイスがある」
「恩に着る」


――ミッドチルダのもっとも長い一日

「俺の故郷には似た名前の星があってな。うみへび座のα星っていうんだが、その意味は……」



――「人とは、違う夢を見る」最終章【夢の終わりに……】coming soon

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飽くなき現実の探究者  その4

 一般的にJS事件解決の立役者といえば機動六課だが、その影に隠れながらも活躍した人間も存在する。
 その日、ウォーラスが取材した魔導師もそんな中の一人だった。
 事前に得ていた情報によると、その人物は公開意見陳述会で戦闘機人に撃墜されて入院しながらも、病院を抜け出してゆりかごとの戦いに参戦したという。
 まさに勇士と呼ぶに相応しいが、局内ではいざ知らず、一般には殆ど知られていないらしい。
 それがウォーラスの探究心を刺激した。

 指定していた喫茶店に行くと、相手は既に到着していた。
 待っている間に注文したであろうコーヒーもカップの半分しか残っていない。

「やあ、すみません。お待たせしました」

 ウォーラスが声をかけると、相手はきびきびとした動作で立ち上がって一礼する。

「いえ。こちらも早く来すぎていたようで」

 やたらと畏まっていたが、個人としてではなく、管理局員として取材を受けるのだから余計に緊張しているのかもしれない。

「そちらも忙しいでしょうから早速始めましょう」
「はい。お願いします」
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【鋭師の胎動】

 その日は地上本部に属する高官による定例会議が執り行われていた。

「次の議題だが、地上本部が進めている戦力強化案の一つとして、新型装備の性能実験及び戦術の研究。これらを専門に行う部隊の設立を提案する」

 首都防衛隊の代表であるレジアス・ゲイズ中将の言葉に一同は思案顔になり、一部からざわめきが起こる。
 協議内容は事前に知らされている。
 仮に突飛な内容であったとしても驚きは既に通り過ぎている筈であった。
 にも拘らずこの場でざわめくというのは含む意図があるという彼等なりの意思表示である。
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